網の目のように延びる夜行バス

かつて夜間の重要な交通手段といえば、寝台特急に代表される鉄道網でした。

しかしながら鉄道網を利用した夜間交通は今や風前の灯。鉄道網に代わって台頭してきたのは夜行バスです。鉄道を利用した夜間の移動に比べると、比較的安価でかつ少人数から運行することが出来る柔軟性や、高速道路網の発展によって、新しい目的地の設定や目的地までの所要時間が鉄道と遜色がなくなってきたことから、今や日本全国を網の目のように夜行バス網が築かれています。

充実化に併せて夜行バスの多様化も進むようになってきました。少し費用はかさむもののその代り1台当たりの乗車人数を減らし、安眠を誘う快適なシートを装備したデラックスタイプのものや、逆に低価格を訴求するため一般の観光バスを利用して乗車人数を多くするエコノミータイプのもの。高需要の予選であれば目的や予算に応じて選択肢が豊富になりました。

便利で安価に目的地へ行くことが出来るということで、夜行バスの人気が高まったため様々な事業者が参入し価格競争が発生しましたが、そのことが安全面を軽視する事業者を生み出す結果となり、痛ましい事故が続発する時期がありました。今は法律が改正され、安全性に問題のある事業者は排除され、運行面における安全性についても厳格な基準が設けられたため、安全面での懸念は払しょくされております。新幹線や飛行機など競合する交通機関に比べると安価であり、また夜を跨いで走行することで時間のロスを払しょくできる夜行バスはこれからも夜の交通手段の主役であり続けます。

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